根恕弧祖!我最終弦楽器!鴨?
]−1+1=]である・・・

ってか・・・うぉ〜〜〜ぃ!凸(--メ)



昔々・・・そう今から30年位前まであったギターメーカーである。
今現在も似て否なるブランドは存在する・・・・
世の中には、A.Yairi、K.Yairi、S.Yairiとあり
A.YairiとはK.Yairiの海外チャンネルALVAREZ YAIRIのことである。
K.Yairiサイドから言わせるとS.Yairiは類似品のバッタ物らしい(笑)

まぁ、世間的にはまったく関係ないとオブラートどころか包装紙で包んでるようだが
確かに勝ち組のK、負け組みのSと否めないと思う。

Sは、確かに昔は凄かった、一見、クラシックスタイルの200
Martin D-35を徹底研究して作られた300シリーズ
断末魔間近、今更D-28のコピー400シリーズ
LOWDENのOEM供給そのままの仕様で出した500シリーズ
MORRISへのOEM、ARIAへのOEM、LAWDENへのOEM。
今はどれもジャパンビンテージとして有り得ない金額で取引されてる。

今まで何度も書いたが、私は高校2年3年と師匠のSusumuさんの
YD-306(だと思う)を借りて(ってか、置いて行ったんだが)コンサートしてた。
それはトップスプールス単板、サイドハカランダ合板、バックハカランダ3Pの
Martin D-35スタイルだった。違ったのはダイヤモンドボリュートが付いてたくらい。
そらあんさん・・・良い音してたわ。

1965年にMartinはD-35を発表して、70年代のフォークブーム時代は
Martinと言えば35だった。まぁ〜今の人は知らんだろうけど・・・
だから日本の高級ギターは3Pバックが多いってのは分かる気がする。
D-18やD-28が売れるのは安いからだと思うし・・・
1万や2万の差でD-45があるなら誰しもそっちを買うと思う(笑)

S.Yairiは100の位がシリーズで1の位がグレードである。
300シリーズで言うと、302が6万、303が7万、304が8万
305が10万、306が12万、307が15万、308が20万となっている。
但し307&308は受注生産だったらしい。
販売元はMORRISのモリダイラ楽器
売れ筋はやはりエントリークラスとも言える302や303だったらしい。

S.Yairiはネックに調整機構を持たないから永久保障が付いている。
などと言う方もあるが、トラスロッドの頭が1フレットの下にあり
調整するのにフレットを剥がないといけない物も多々ある。
そこまでD-35SQを意識しなくてもって思うが・・・・
因みに、メーカーが既に無い為永久保障は保障がない(笑)

1982年倒産から18年の時を経て2000年に新生ヤイリとして復活する事になるが
上級モデルは寺田楽器製、下位ブランドは極東製となっている。

恐らく多くの人は2000年製のYD-304を弾いて70年代の物には勝てないって
思うだろう。しかし、現在(2012年)70年代の304を2000年の物だよって聞かせても
70年代の304には勝てないと思うだろう。
人とはそう言う生物だと思う。美化、神聖化してしまっているから仕方が無い。


などと言う小ざかしいウンチクはどうでも良いっす!




新生S.Yairi YF-28 3TC

S.Yairiとは似て否なるギターがここに存在する(笑)
我がoutlaw WEB BANDで必ずと言って良いほど聞こえるか聞こえないかで
アルペジオを奏でてるナッシュビルチューニング専用ギターっす。
確かにこの3万クラスのギターとしては良くできていると思う。
が、事、メインギターがJ-50やD-35、オベの1992Hとなると
音が薄いってか、このクラス以下のなんだからコンコンって
活字では表現しにくいがそういう感じの音が気になる・・・
まぁ〜ストロークは滅多にしない楽器だから気にならないと言えばそうだけどねぇ(笑)

まぁ〜もう少し上位のギターが良い訳だ(;^_^A アセアセ・・・
んで、事有る毎にギター始めるならあげるよとか
知り合いの息子さんが楽器やるってんであげようか?なんて
それがドラムだったんで_| ̄|○ガックリきたり・・・( ̄∇ ̄;)ハハハ
やっと、看護師の卵さんに嫁ぐ事になったわけだ・・・婿入りか?

さてさて、思惑通りなったわけっすが、やっぱ
ナッシュビル用のギターが要る。
狙うは、MORRIS W-40、W-50、S.Yair YD-302、YD-303
Aria ドレッドノートなんかの中古品(笑)当時4〜5万クラス。

いつもの神様、仏様、Yahoo様!

なんて落ちるわけ無いし(笑)予算1万前後やもんオホホホ!!γ(▽´ )ツ
なんでも相場ってのがあるわなぁ・・・・

で落ちてきたんがこいつ



新生 S.Yairi YE-45AM

BODY STYLE:  S.YAIRI ADVANCED SHAPE
TOP:        SOLID SPRUCE
SIDE&BACK:  MAHOGANY
NECK:       MAHOGANY
FINGERBOARD: ROSEWOOD
SCALE:      645mm/24f
BRIDGE:     ROSEWOOD
HARDWARE:   CHROME
POSITION MARK:ABALONE
BODY BINDING:HERRINGBONE
SOUNDHOLE BINDING:ABALONE
PREAMP:Belcat EQT-2010


表板単板ってのはある意味こだわりを持ってますねぇ。
スケールが645mmってのがいかにもS.Yairiって感じっすねぇ。
Martinスケールって奴っすわ(笑)

表単板の切口

今のS.YairiにはMartinのドレッドのコピーYDシリーズ、フォークサイズのYFシリーズ
Martinの000のコピーYOシリーズとアドバンスシリーズのSYD
それとエレアコのYEシリーズってあるんっすわ。
現在は価格訂正がありまして、YE-45がYE-50にYE-35がYE-40になってるみたいっす。
数字×1000円が税抜き本体価格っすわ。

私のは、S.Yairiのエレアコで45000円(47250円税込)の
アーバン色って事になります。
アドバンスシリーズにPUを付けてエレアコにしたって感じですかねぇ。
売値は20%Off(37800円税込)ってところっすかねぇ。


そんじゃ各部の細かいディテールを(笑)

◆プリアンプ&ピックアップ◆

私の固体はマイナーチェンジ前の機種でプリアンプがBelcatのEQT-2010で
サドルの下に棒状のピエゾPUが入るタイプですわ。
ただ、市販の物と違いBelcatの所にS.Yairiと印刷されています。



マイナー後はFISHMANのCLASSIC4に変わってます。
その代りか、ボディーサイド&バックのマホガニー合板の内側が
ラワン材のようになっているそうっすわ。
合板の表板がマホなら裏板は何でもええってのは有りらしいっす。



更にYE-50にモデルチェンジ(価格改定)した時には、スケールが648ミリになり
とうとうレギュラースケールになっちゃいました( ┰_┰) シクシク

ペグがGROVERになり、プリがFISHMAN CLEARWAVE60になってるみたいっすわ。
おおおおお!これで5000円高なら安い!って思われがちっすけど、
ネックがマホからナトーへ、サイド&バックがマホ合板が
サペリ合板に変更



私の製作国は中国でまだましですがマイナー後からは更に人件費の安い
インドネシア製になってるみたいっす(笑)

コストは分かりますけどねぇ〜プリやペグをグレードアップする為に
肝心のギター本体をグレードダウンするってのは
S.YairiであってS.Yairiではないって感じですねぇ。

まぁ〜S.YairiってのはMartinのコピー商品ってのが通説なんっすけど
アドバンスとエレアコシリーズはTaylorのコピーって言った方がええっすわ。

 
Taylor 312ce 294,000円税込

追記
アドバンスとエレアコシリーズはTaylorのコピーって言った方がええっすわ。
って書きましたけど・・・やっぱMartinにもありますた(;^_^A アセアセ・・

 Martin GPCPA1 525,000円税込
って言ってもこやつ2010年発表っすから・・・
YE-35は2003年には既に存在してるみたいなんでやっぱTaylorだな( ̄∇ ̄;)ハハハ

◆バンディング及び装飾◆




ホールの飾りは、ホンモンのアバロンっすわ。
バンディングはヘリボーン(ニシンの骨)模様ですねぇ。
これはMartin HD-28が有名。どうせなら YHE-45AMにしたら?みたいな(笑)
ボディー裏側もホワイトのバンディングが入っててなかなか細かい細工がしてあります。



ヘッドの冠やSの字の飾りも本物の貝が使われてるっす。



ポジションマークも本物のアバロン貝でスノーフレークっすわ。
世の中機械精度の向上で、こんな細かい細工も簡単にできるようになったんっすなぁ。
昔ならこんな値段のギターでスノーフレイクは考えられませんわ。
しかし、アバロンって大きなポジションマークではきれいですけど
こんなに小さかったら普通の白鳥貝の方がきれいだと思っす。



有るんか無いんか分からんようなダイヤモンドボリュート。
MartinのD-45やD-28には有って以降のシリーズにはない。
だからD-35にはないっすわ。
元々ネックとヘッドを別パーツで作ってたらしくて継目の補強の為に
存在したらしいんっすけど、現在は総て一つもんで作ってんので
ただの昔馴染みの飾りって感じですねぇ。
有った方がカッチョええやんみたいなもんっすわ(笑)

まぁ〜考えようによってはこれらの装飾がこの値段でできるって
有り得んなぁって感じではありますねぇ。
日本の常識で考えたら本体価格って幾らなんだよみたいな(爆)

段ボール紙でギター作るくらい安くなっちゃうんじゃないですかねぇ・・・


しかし・・・思ったより高かった・・・相場より安かったけど( ̄∇ ̄;)ハハハ
それもそのはず結構なジャンク品だから(笑)
あっちこっち傷だらけ・・・傷に関しては音には影響ないから気にしない(笑)
エレアコとしては使わんし・・・まぁ電装系は生きてるらしいからええか。
もっと凄いのは

 
2弦ペグのナットが無い・・・
純正はMADE IN KoreaのJINHO楽器有限公司製っす。
韓国のGOTHOって感じかな?

 
ブリッジピンが1本しかない・・・それも折れてる_| ̄|○ガックリ


まず、ペグっすわ。前のページで書いてますが
AriaのWILDCATからバラしたAriaネームのGOTHOペグを
SLD01からまた外しまして移植っす(笑)

 
Aria proUWILDCAT
            ↓

            ↓
ただ・・・3対3ペグではない・・・(笑)
6連ペグを使っちゃいました(-"-;A ...アセアセ



これはこれで変わっててええかなみたいな(;^_^A アセアセ・・・
左右のペグが段ちってのも珍しくていいかも(オリジナリティ?)
ま、使えるからここらは適当っす

予断ですがね。私ペグをもう1セット持ってまして
YAMAHAのSTH-400Rを分解した無印のペグをSLD01に付けます。

 
YAMAHA STH400R
            ↓

SLD01よ・・・何処までグレードダウンするんだ・・・・
なんでこのAria WILDCATとYAMAHA STH-400Rを持ってるってのは
また次の機会に話ができたらって思っす。

さてお次はブリッジピンっす。



C.F.Martin純正ブリッジピンっすわ。
中古でメーカー名書いてないからわからんけど・・・・
私のMartin D-35から取り外しました(;^_^A アセアセ・・・

Martinはどうしたかってぇ〜と



SCUD F-3700 ブラス(真鍮、黄銅)製のブリッジピンっす。
私、GibsonのJ-50にもブラス製のピンを使ってます。
サスティーン効果があるらしいっすわ。

Gibson J-50

ピンにもいろいろあってプラスティック、ローズウッド、エボニーウッド
水牛角、牛骨、象牙とかあるんっすが
やっぱ・・・生物系は嫌・・・( ┰_┰) シクシク
TUSQって人口象牙ならまだ許せるって感じですかねぇ。
まぁ〜気持ち程度音が変わるって思っていただけたらって思っすわ。
木系はやっぱ寿命的にどうなんだ?って感じっすかねぇ。
絶えず振動を受け止めていますから痩せる原因になりますかねぇ。

なんせ、あの何十万もするMartinでさえプラスティックを使ってんですから
意味の無い部品なのかもしれんっす(笑)

 
Martin D-35

さてさて、肝心の音ですがお聞きください。
ただ・・σ( ̄∇ ̄;)アルペジオ苦手で・・・指弾きできないんっわ。
演奏ではなく音を重点的に聞いてね( ┰_┰) シクシク

まずは、MartinD-35ノーマルとS.Yairi YF-28 3TSっす。
サスティン効果や響きが分からなくなる為弦は死んでます <変えるのが面倒なだけ(爆)
Martinが左チャンネル、S.Yairiが右チャンネルとなっております。
音響効果(エコー、リバーブ等)は使っておりません。
お使いの再生ソフトで左右切替えてお聞きください。 <なんと不親切な・・・

                  

お次は、Martinをブラスピンに交換したのとS.Yairi YE-45AMっす。
条件は同じっす。S.Yairiの弦も移植して同じ条件で弾いております。

                  

聞いた感じあまり変わらんっすけど波形で見たら
結構サスティーン効果があるっすわ。
YEは、YFに比べて優しい柔らかい音ってか、ボディーが大きい分
深いってかサスティーンが効いてますわ。
まぁ〜感覚の問題ですからそれぞれですけど。 <プラシーボです(笑)

お次はせっかくのエレアコって事でOvation 1992HとS.Yairi YE-45AMっす。

                  
オベは3バンドEQ、YEは4バンドEQなんで音作りは個人差がありますわ。
両方ともピエゾの音って感じっすねぇ。
でも、オベはやっぱ独特のピエゾ音って感じがします。

しかし、ナッシュビルチューニングってこのクラスのギターでも
煌びやかで良いギターに聞こえるから不思議ですわ。
YEはレギュラーチューニングで弾いた事はないっすけど
このクラスでは結構行けてるんじゃないでしょうかねぇ(;^_^A アセアセ・・・


さんざんポリシーを無くしたS.Yairiの悪口を書いたみたいになりましたが <その通りやろ!
S.Yairiだけど別物として考えたら、これほどコストパフォーマンスに
成功して真剣に作ってる楽器はないんじゃないでしょうかねぇ。
表単板ってだけでも弾いてみる価値はあるし、これによってもっと上位のギターが
欲しくなれば本格的に良いのを買って演奏するのもよしだと思います。
入門用から中級にかけて使うにはとても良い楽器ではないでしょうかねぇ。
私のように腕はカラッキシだけど獲物はええみたいなのもありですけどね(爆)
これから、やってみようかなって挑戦者にはとても良いメーカーだと思います。
それと、σ(o^_^o)日本のブランドでは、やっぱKじゃなくてSの物を
やっぱ1本持ってたかったんですよね(;^_^A アセアセ・・・
師匠のギターの憧れですかねぇ。

では、outlawファミリーに入会したS.Yairi YE-45AM、これからもよろしくっす!