Martin D-41

Martin D-42





こ・・・この男だけは・・・


ある日、私のスタジオ(と言っても普通の四畳半)で煙草をくゆらせながら
ボー( ▽ )o〇Oっと我が愛器達をながめていた・・・
Ovationってタモトップだけどキルトメイプルみたいで綺麗よね、なんて思いながら・・・

8月に大腸ポリープの切除手術を受けて保険や何やらで小銭が入ったし
図面のバイトして小銭も入ったし前回書いたタカミネでも買って




タケマンでも作っちゃおうかな?なんてお馬鹿な事も考えつつ。。。

でも、よくよく見るとD-35にしてもJ-50にしても
飾りっ気の無いギターやなぁ〜ってツクヅク思うんっすわ。

なぁ〜んも知らん現役時代はみんな2万〜3万のギター弾いてて
そろそろ上のギターが欲しいわってなったらバイトとかしてさ
5〜10万のギターを買っちゃうかギター止めちゃうかっすわ。

私は幸か不幸かバンド環境がありぃ〜の
同級生にライバル?バンドの華子がありぃ〜の
また、先輩方のJagardやS.Yairiとか預かってて
アコギには不自由はしてなかったんっすけどねぇ。

それで就職してJ-50を買ったんっすけど・・・
そう言えば当事華子のIwaちゃんはギルドが欲しいって言ってたけど
買ったんかなぁ〜〜〜


J-40J-50
D-18
D28

当時はいわゆる高級ギターって日本製には必ずあるような
ネックバインディングすらない、なぁ〜んも飾りっ気がない
しんぷる いず べすとなんやぁ〜って無知なoutlaw君達はそう思ってたんっすわ。

まぁσ(o^_^o)の所みたいな田舎の楽器屋なんてそんな上等な物置いてないし
ギター買いに高松まで行こうなんて高校時代に思いもせんかったしねぇ(笑)

が、時代が進んで猿が人になってくるとこれらのギターは
メーカーで言うただの廉価版、つまりは安物でしかないって事が分かってくる。
結局は安物に飾りなど要らん!見たいな感じ
安物にしてはメッチャ値が張るけど( ̄∇ ̄;)ハハハ

で!思ったわけだ!インレイギラギラのアコギが欲しい!
基準はMartin D-45ですじゃ!




トップもサイドもフィンガーボード横もギラギラ!
ネックヒールもバックもギラギラ!あるならこんなギターが欲しいっす(笑)
ヨッシァ〜〜スタイル45買うべ!バキッ!!(  ̄ー ̄)=○() ̄O ̄)アウッ!

普通に考えて今更D-45なんて買えるわけないやん。。。
中国製のレプリカ45さえ買える経済力は持たん! <キッパリ!
って事でギラギラの安いギターを買う事にしたんだわ。

無知なσ(o^_^o)はギラギラって言ったら1970年代末から1980年代初頭の
TF MorrisのWシリーズしか知らん!<またまた!キッパリ
が!そんなん高価過ぎて何ぼ何でも散財すぎるっす!
火災保険の更新も間近だし・・・スクーターのリアタイヤもヤバイし・・・

で!いつもの神様!仏様!Yahoo!様!検索!検索!検索!

って事で当時のオークションでの候補は以下の3本



S.Yairi YD-42N


BODY STYLE: Dreadnought
TOP: Solid Sitka Spruce
SIDES & BACK: Solid Rosewood
NECK: Mahogany
FINGERBOARD: Ebony
SCALE: 650mm / 20f
BRIDGE: Ebony
HARDWARE: Gold
POSITION MARK: Green Abalone Snow Flake
BODY BINDING: Abalone
SOUNDHOLE BINDING: Abalone
CASE: Wooden Hardcase
COLOR: Natural
PRICE:170,000

中国製の新生S.Yairiのオール単板モデル。現行品っすわ。
売価は67000円弱〜10万弱結構幅があったりする。
中古ならだいたい4万弱で落札される事が多いっすわ。
インレイがスノーフレークなんでMartin社が1874年に発表したstyle42の
ドレッドノート版、D-42のコピーって感じ。

表板はインレイギラギラっすけどサイドバックにはなんもないっす。
ネック裏のダイヤモンドボリュートもないっすわ。
この辺が、S.YairiであってやっぱS.Yairiでは無くなったって感じっすねぇ。






Weston SW-40

BODY STYLE: Dreadnought
NECK: Mahogany SuperNeck
SIDES & BACK: Jacarandaplywood/Maple 3PBack
FINGERBOARD: Rosewood
SCALE: 650mm / 20f
BRIDGE: Rosewood
HARDWARE: Original
POSITION MARK:Hexagon
PRICE:40,000

今は無きマツモク工業の1970年代のアコギっすわ。
こちらは1965年にMartin社が発表したstyle35の
D-35にギラギラインレイ入れちゃったって
感じのスタイルっす。
σ(o^_^o)はマツモクのギターは安くて良い音がするんで
好きなんですけどね。
当事は普通に合板でもハカランダ使われてたんですねぇ〜。
これはええっすわ〜トップ、サイド、バックインレイギラギラっすわ。
指板サイドのインレイが無いのが惜しいって感じっす。
当事、開始価格が28,000で今(’14/10/10)でも
価格を下げながら続いてます。現在25,000円っすわ(笑)
これは、ホント今でもシクッタかなって思うほど欲しいっすわ。
σ(o^_^o)が落札したのがこれより前に終了になる物だったんで
候補のまま終わっちゃったんっすけどねぇ



例のごとくヘッド削ってCFマサチンって入れようと思って
ロゴまで作ってたんですけど(爆)







K.Yairi YW-800 YW-600

BACK&SIDES : Jacaranda plywood YW-800
           Coral Roseplywood YW-600
           Palisander plywood YW-600
NECK :      Mahogany
FINGERBOARD : Ebony
BRIDGE :Ebony
SCALE :645mm
NUT WIDTH : 42mm
NUT/SADDLE : Bone
BINDING : White CAB, Abalone
HEADSTOCK : Jacaranda
TUNERS : GROVER YW-800
       Original  YW-600
FINISH : Gloss
COLOR : N
PRICE:YW-800 80,000
      YW-600 60,000

これは1969年Martin社が発表したstyle41のD-41のコピーみたいっすわ。
元々SもKもYairiさんはMartinのコピーを作ってる会社っすから
D-41と違うのはバックのセンターにインレイがあるのと
サイドにインレイが付いてるっていうギラギラギターって事っす。
今まで散々S.Yairiって言ってきて今更K.Yairiかよ!みたいな?
Susumuさんの「KじゃないよSだよ」の洗脳からかれこれ40年弱
この年になって食わず嫌いはイカン!って感じっすかねぇ(爆)


ま、この3本が当事候補に上げてたんっすけど
一番目がYW-800次にYD-42最後がSW-40だったんっすわ。
YW-800は最後まで競合ってたんっすけど予算が合わずに撃沈・・・
さすがにK.Yairiちょっとやそっとでは落ちて来んっすわぁ。

結局、YD-42かSW-40かで迷う事になるんですわなぁ〜
中国製のS.Yairiローズ単板ギターか
今は無きマツモク工業のSW-40か・・・・・・・( ̄  ̄;) うーん
そうやこうやしてるうちにYD-42の終了が近づいて来てるその時!
こやつがオークションに登場したんっすわ。





タイトルは「★K.Yairi ヤイリ★ 1974年 ★」
商品説明は「使用に伴う経年劣化があります。
演奏に支障となるようなダメージはありません」だけ・・・・
付属品 ハードケースだけ・・・・
全体的につやなんて無いし・・・バッチそうだし・・・
でも、ペグはグローバーが付いてる。
製造年1974とシリアルXXX37はハッキリでてるけど
モデルナンバーが消されてるし・・・

画像からするとYW-800か600、指板横のインレイが無いし
ヘッドロゴが横文字なんでYW-1000ではない・・・
今(2014年)から40年前のギター当時σ(o^_^o)は小学5〜6年?
ギターのチューニングも知らんと前に紹介したビクターのギターを
教室で爪弾いてた時代のギターっすわ。

σ(o^_^o)はジャパンビンテージって言葉が嫌いっす。
ビンテージって持てはやされて何でもかんでも高額になっちゃう。
σ(o^_^o)的にビンテージを名乗ってええなら1970年代に
最低10万してたギターを指すべきだって思うっす。
σ(o^_^o)的な相場は当事10万なら5万、8万なら4万、5万なら3万くらい
で、定価の半額±1万ってとこで決して定価以上にはなっちゃいかんって思うっすわ。
希少価値って言っても木製のただの箱なんですし
プレーヤーズコンディションって言うならまだしもピカピカってのは弾かれてない。
つまりは年代だけ経った新品みたいなもんで音ができてないって事っす。
ま、それでも現在の木製品より良質の材は使われてるはずですけど
そこをどう査定するかって感じですかねぇ。

で、そんなこんなで800なら妥当、600ならちょっち高価な金額で
競合った結果σ(o^_^o)が落札となりました(-"-;A ...アセアセ

ギターのオークションなんて博打と一緒っすからねぇ。
実際見て弾いてみないと分かんないもんっすわ(爆)

では、このギターについては次のページで。