実験君その2
Gibs
n Tak SIGNATURE
CY LesPaul!徹底解析!!



Gibsnシグネチャ TAK
CY!

前のページでもお分かりでしょうが
Custom Shop製、生産本数90本分の1、取引相場80万の・・・

レプリカっす!オホホホ!!γ(▽´ )ツ!
そらそぉ〜だそんな高価なギターを今更買う気もせんし( ̄∇ ̄;)ハハハ
後1年で半世紀生きちゃうんだし墓場まで持って行けんし・・・
って事で気分だけでも味わうことにしたんっすわ(-"-;A ...アセアセ
世間一般に出回ってるレプリカってぇ〜と
何処のかもわからん中国産のレスポールを使ってるのが一般的っすわ。

しかぁ〜〜し!
そこは腐ってもoutlaw君、そんなわけの分からんギターは買わん!
まずは基本的ギターの選択から始まったんっすわ

ベースになるギターの条件としては

1 レスポールである事

  これが一番大事!そらそぉ〜だ・・・ストラトとかででこれは再現できんわ・・・
  まぁ〜レスポールって呼んでええんわGibson系列だけっすけど
  この際予算の都合もあるし無茶をしてはいかんっす。

  
           左より Gibson  Epiphone  Orville by Gibson  Orville
  なんせこのGibson系列は中古でも結構な代物&お値段が( ̄∇ ̄;)ハハハ
  
2 レスポールスタンダードである事

  レスポールカスタムではヘッドにバンディングがあったり
  レスポールって書いてある所にダイヤモンドインレイがあったり
  フィンガーボードのインレイの形状がスクエアーだったりする。
  ボディー裏側にもバンディングがあったりもするし・・・


 
Gibson Les Paul Standard
 Gibson Les Paul Custom

3 Gibsonヘッドである事

  これは意外と簡単、古い日本製レスポールモデルはたいがい
  Gibsonヘッドになってる( ̄∇ ̄;)ハハハ
  最近の日本製レスポールはあえてヘッドを変えてたりする。
  ただ、EpiphoneはなぜかレスポールでもEpiphoneヘッドなんっすわなぁ
  確かマツモク製のEpiphoneOEM
はGibsonヘッドだったと思う・・・

  
ヘッド形状とトラスロッドカバーの違い

まあ〜この3点はレプリカ制作では外せませんわなぁ〜
これを外すとホントのバッタもんになっちゃう(笑)
後は出来ればってところで

4 トラスロッドカバーが2点止めである事

  これって有りそうでないんっすわ・・・・
  なさそうであるんっすけどね <どっちやねん・・・
  Epiphoneでも三点止めなんですよねぇ〜
  Gibsonのレプリカの見分け方でも書かれてる通りっすわ
  ここを読んでくださると、これから先の事がよくわかりますわ。


5 セットネックである事

  ネックとボディーの結合方法は大まかに分けて
  スルーネック、セットネック、デタッチャブル(ボルトオンネック)ってあるんっすけど
  まずレスポール系にスルーネックは無くは無かったと思いますが見た事無いっすわ。
  セットネックとボルトオンの違いは接着剤で着けてるかボルト止めかの差っす。
  何処から区切りがあるんか分からんですが恐らく低価格帯はボルトオンではないか
  って思います。低価格でもアジア製はセットネックだったりするんで良く分からんっすわ。


       左より Bunyのセットネック  次からGreco Greco Burnyの各ボルトオン

6 塗装がバースト(ボカシ塗装)である事

  これは、どんな木を使ってる?って事っす。
  塗装にはナチュラル系とオイル系と潰しってのがあるんですけど
  ナチュラルとオイルにはある程度木目が綺麗な木を使わないといかんのですわ。
  潰しは木目が分からないくらい塗装しますから少々木が悪くても
  気にせず作る事ができるんっすわ。
  ここで問題はキルティッドメイプルか否かってのも問題っす。
  当時の技術として薄いキルティッドメイプルを張って下はメイプルの
  3ピースとか質の悪いメイプルを使ってたりします ( ̄∇ ̄;)ハハハ
  もっと凄いのがここ数年の技術でキルティッドを塗装でやっちゃいましたみたいな
  もう、潰し塗装と同じやんみたいなもんもあるんで
  オーソドックスなバーストが一番良いのではないかと・・・・
  ただ・・・黄色に塗装するので、そこにこだわる事も無いのでは?って意見も・・・


7 ネックジョイントがロングテノンである事


  これは、セットネックでしか有り得ないし
  フロントPUを分解してみないと分からんからねぇ〜
  ロングテノン(ディープジョイント)ってのはネックがフロントPUの下まで入れ込んである事っすわ。
  本家Gibsonのスタンダードではコストの関係で採用してませんわ。
  ヒスコレとSTDを比較してらっしゃる方が居られますので覗いてみてください。
  ここを読んでくださると、これから先の事がよくわかりますわ。
  まぁ〜まっちゃんのCYがロングテノンかどうかはわかりませんけどね(;^_^A アセアセ・・・


まぁ〜ここまで読んでいただいたら分かると思うんっすけど
今時のGibson本家のスタンダードなんて買う気になれんし・・・
狙うは、殆どビンテージかかってる日本製の1本って事になりますわ。
1〜6を満たすのはジャパンビンテージでもYAMAHA、Greco、Burny
後はGibson系列でOrville by Gibson(バイギブ)、Orvilleなんて事になります。



さぁ〜〜てここでいつもの、神様仏様Yahoo様!




レスポールはなかなか中古でも値が張りますなぁ〜〜
はぁ〜?なんで?って程っすわ( ┰_┰) シクシク




って〜もうネタばれっすね(笑)
魂のページを見ていただいたら分かるんですけどね(笑)
計画を始めてから3ヶ月2011年5月29日22時28分 落札とあいなりますた(笑)

 
買った時の状態っすわ。

廉価版Orvilleっす。シリアルbヘ507※※※の数字だけの6桁っす。
残念ながら型式は不明っすわ( ̄∇ ̄;)ハハハ

Orvilleは、シリアル1桁目:生産年西暦の下1桁
シリアル2桁目、3桁目:生産月を2桁表示
シリアル4桁〜6桁目:その月の生産通し番号
頭にGが付くと寺田楽器製とかバイギブとか言われてます。
頭にKが付くと韓国製とか当時山野楽器があった蔵前
とか言われてますわ。
ですんで、G、K、あとJがシリアルの頭に付くと寺田製ってのが通説ですわ。

作りは、寺田製の方が当時のGibsonの作りに近いらしいっす。
ですので作りが良いのはフジゲン製って事らしいですオホホホ!!γ(▽´ )ツ
ここがオリジナルを超える作りのジャパンビンテージらしいっすわ(爆)

ですから私のはフジゲン製1995年7月製造品ってわかります。
フジゲンと言えば1963年からGrecoを制作し
1982年から1997年までFender Japanを制作してた会社ですわ。
偶然にもタケだぁ〜USAと同じ年生まれでした。

カバードPUがきらいなんで(-"-;A ...アセアセ

1995年と言えばバイギブの製造終了年ですから
固体によってはOrvilleでも良いのがあるのでは?って感じっす。
まぁ資料があまりないらしくバイギブとOrvilleでは
PUがGibson製か日本製かってくらいの違いしか無いって方も居られますし
ロングテノンはバイギブだけって方も居られますし
ですから、当時バイギブ生産終了時余ったバイギブの
本体に日本製部品を組んだって説もあるし
Orvilleの高級機種はロングテノンを採用しているって方も居られますし
いろいろっすわ(笑)

また、廉価版のOrvilleはヘッドロゴが印刷ってかデカールって書いてる
HPも拝見いたしましたが、これのヘッドロゴは貝系のインレイっす。
廉価版の高級機種か、寺田ではなくフジゲンの仕様かってとこっす。


さてさて、思い切り遊びましたし魂のページ(Folder DEUX エピローグ)に
音も残したんでばらばらに分解っす!(爆)


 
さすがにトラスロッドカバーは2点止めっす。
2点止めを嫌うのは3点止めに対してコストがかかるからっすわ。
つき板をくり貫かなきゃいけませんしねぇ。

 
各部の形状は現在のヒスコレに似てますねぇ。
一番分かりやすいのはカッタウェーのバンディングが同幅なんで
下のメイプル材がはみ出して見えてます。

 
ペグはKLSONタイプの日本製っす。
ヘッドは両端を別ピースで作った通称耳貼りっすわ。
マホ材を無駄なく使う為のコストダウンですねぇ。
俗に言うスモールヘッドですわ。
当時、カスタムはダイヤモンドインレイが入る為
ラージヘッドにしたらしいですけど
69年頃から総てのレスポールがラージヘッドになったらしいっす。

 
PUセレクタはオリジナルギターSuite Little Devil 01を作った時の
Greco レスポールカスタムと同じ部品っすわ。
あのギターもフジゲンが作ってた頃のでしたから。
フジゲン製のレスポールは導電塗装してノイズ対策してます。

 
はぁ・・・・悲しいほどチャチなサーキットっす_| ̄|○ガックリ 
私の好みとしては16ミリポットより24ミリポットがええんっすけどねぇ。
これも当時のGrecoと同じ部品ですわ。
導電塗装ありっす。

 
ラッキー!この固体はロングテノンでした(笑)
まぁ〜ロングテノンが良し悪しってか
ヒスコレはやっぱこの作りなんで別にこだわる事でもないんですけどねぇ。
接着面積が多いのに越した事はないって思いますわ。

 
ネックはマホガニーの1ピースですねぇ。
もちろんUシェイプっす。
レスポール系はその形状から水平に床に置いた時に
ヘッド先端とボディー末端しか設置しない形状になってます。
ですんで倒したりして木目にそってネック折れが多い楽器でもあるんっすわ。
コストの問題とネックの強度を兼ね持ったスカーフジョイントって製法もありますが
Gibson系は採用してませんねぇ・・・


ボディー裏は分かりにくいですが完全なセンター2ピースですわ。
結構良い木目してます(笑)

 
表はかなり厚めのメイプル2ピースっす。
レスポールはメイプル材1/2インチ(約12.7mm)と
マホガニー材1ヵ3/4インチ(約44.45mm)の貼り合せっすが
これは日本製なんですけどインチ製作かな?表面を削ってある為か
半端な数値になってるんだと思っす。
メイプル材は左右が似てるんでブックマッチかと・・・
ブックマッチってのは板をスライスして本を開いたように
継いであるって事っすわ。
だいたい左右対称の木目を得る事ができます。
アーチトップに削っちゃうんで木によっては
フリーマッチかぁ?ってのもありますけどね。
天然材料ですから仕方ない事っすわ。


ブリッジとストップテールピースは日本のGOTOH製っすわ。
ブリッジにはGOTOH JAPANの刻印と
ストップテールピースにはTP-EGって書いてあって
見た目より軽いんですけどアルミかなんかの合金みたいっすわ。
ここにGOTOHを使ってんならペグとブッシュもGOTOH製でしょうねぇ。



さてさて!バラバラにして再塗装して組立てて終わり・・・・
なぁ〜〜んて事してたら実験君2にならんっすわ ヾ(  ̄▽)ゞオホホホホホ!

今回のコンセプトは!何処まで本家Gibsonに近づけるかっす!

たまたま、CYの塗装を選択しただけで・・・ <嘘コケ!
ホントの狙いはここからっす!


では、タケだぁ〜〜〜の時のように各パーツ画像をクリックしてくだされ!

 ペグ(マシンヘッド)
 ネック
 ボディー
 ピックアップ
 サーキット

さてさて、気になる音の方っすけど
注)ブラウザがIE系の方はActiveXをONにしないと
  プレーヤーが表示されんみたいっすわ ( ̄。 ̄)ホーーォ。
  FIREFOX・Operaの方はサンプルが聞けない時に
  右クリックして>フレーム>フレームの再読込
  を左クリックしてくだされ



まぁ〜歪んだ音なんでよく分からんって?
そうなんっすよエレキギターって音を加工しちゃうんで
メーカー言われなきゃ素人にはわからんっすわ。
ギター云々、エフェクタなんたら・・・そこらのおばはんには分からんって(笑)


で、今回の音作りはいつもの
BOSS ME-50+ARTEC 8バンドイコライザに加えて


ZOOM GM-200アンプシミュレータで歪ませてます(;^_^A アセアセ・・・

まぁ〜このギター用に準備したんっすけど。
最近のリメイクした曲には既に使っています。
使えるかどうか分からんかったんで公表はしてなかったんっすけどね。
結構歪みますし金額の割にはなかなか良い線行ってんじゃないでしょうかねぇ。
ただ、クリーントーンには不向きなような気がします。
以前にBEHRINGERのV-TONE ACOUSTICを使った事もあるんっすけど
やっぱアコ用のシミュレータではあきませんでした( ┰_┰) シクシク

元々レスポ使いはMarshallってアンプで歪ませる人が多い見たいっすけど
クリーンから歪みのリフにする時はどうやってるんでしょうかねぇ・・・
結局はエフェクタを使わなきゃ実戦的ではないって思うんっすけど( ̄∇ ̄;)ハハハ


松ちゃんの音の特徴として以前から何処かで書いたり
よそ様のHPでも書いてあるんっすけど
ワウペダルを半開きにした様な音が松本トーンだって言われてます。
BOSS ME-50にもワウワウは付いてますけど
ワウを半開きにした音+ワウワウってってのは少々無理があるんっすわ。
ワウを使った後で半開きの位置を決められない( ┰_┰) シクシク
まぁ〜ミスした例として「魂のページの春を待ちわびる」って曲でやっちゃってんですけど
ワウ使った後に半開きを修正してます。気づいた貴方はエライ!(笑)
ん〜な事無いように半開き用のワウを準備しました(;^_^A アセアセ・・・


JIM DUNLOP USA GCB-95 CryBaby ワウペダルっす。

ワウと言えば、ジミー・ヘンドリクス氏が有名ですんで
VOX V847が欲しかったんっすけどね・・・なんせ高価で・・・
何ぼ散財野郎でも現在のバブル崩壊した経済では引いちゃいますわ(笑)
これらをいろいろ駆使して音を作っちゃってますわ。



さてさて・・・構想から完成までにコツコツと1年半(’11/3〜’12/9)かかったわけっすが
レスポールの内臓が丸々1台分余っちゃったわけです・・・
で、どうするか・・・今は亡きSLD01を復活させちゃいます(笑)

 サクサクっとサーキットを組で

 サクサクとピックアップを組付けて

 AriaのWILDCATに付いてたGOTOHのペグを組んで




outlaw君オリジナル Suite Little Devil 01のDowndate復活っす。
SLD01by Grecoから SLD01by Orvilleに変更となりやした(笑)
結局ギターがまた増えてんの( ┰_┰) シクシク

なんでこのギターが使えなくなってたかってぇ〜と
実はこのTAK※CY構想・製作以前から着手してる計画があるんっすわ。

それは、outlaw君オリジナルSuite Little Devil 02製作計画っす!
それで01のパーツを02に使うんでバラバラにしてたんっすわ。
それも・・・2010年から取り掛かってるって言う壮大な?プロジェクトっす。
もう2年が来ようとしてるし・・・_| ̄|○ガックリ
何れ完成したらお披露目しますわ( ̄∇ ̄;)ハハハ



しかし・・・やっと完成したこのCY

画像では明るい黄色ですが実物はもっとオレンジかかった黄色っすわ。
TAKさんのCanary Yellowより可なり黄色いホント黄色!って色をしております・・・


かなり黄色い色・・・


かなり イエロー・・・


キャナリ Yellow




Canari Yellow ばんざーい!ヽ(▽ ̄ )乂(  ̄▽)ノ ばんざーい!



TAK※ Ma
※※※※※※ Signature Canari Yellowっす!!

略して、TAK※ CY よろしくです! <いいのかそんな落ちで・・・






ってかさぁ〜〜〜〜


Gibsonのレスポってどんな音だっけ?<そこかぁ〜落ちはぁ〜〜

お後がよろしいようで・・・テンテケ・テンテケ・テンテケ・テンテケ・・・・・・